洗濯物を干していて、ふと思い出した出来事があります。
昔むかし、彼氏の家に行った時のことです。
家に着いたら洗濯が終わって洗濯機から出した洗濯物が、丸いカゴに入ったまま置いてありました。
私は、到着早々、洗濯物を干すのを手伝いました。
大きなものから順番に取り出して干してゆきます。
タオルを干して、シャツをハンガーにかけて、、、と干してゆき、最後にカゴの底に残ったのは靴下。
靴下を干す時、私はどうやって干すのがいいかをちょっと悩んだのです。
少し考えて、私は履き口が上になるようにゴムの部分を洗濯ばさみで止めました。
その時、
『正解!』
と後ろから声がかかってきました。
正解かあ〜。その時の私は、なんとも不思議な違和感を感じました。
目次
靴下の干し方は人それぞれ、色々ある靴下の干し方の正解って?
友人宅の家での女3人の女子会の会話。
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『洗濯物の干し方って、みんなどこで覚えるんだろう?』
という話題になりました。
『え?母親の干し方じゃないの〜?』
『いや、私お母さんとは干し方違うんよ』
『じゃあ、どこで覚えたの?』
『・・・わからないなあ〜。』
『そういえば靴下ってどうやって干してる?旦那に洗濯物干すのを頼んだら、私と逆干ししてさ〜。文句言っちゃったんだよね〜』
『あるある、シワ伸ばししないから、乾いた時バリバリで』
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女子トークは、やや愚痴交じりにて終わることなく続きました。
さて、この時出てきた、3人それぞれの靴下の干し方は
・爪先を洗濯ばさみで挟んで干す
・履き口のゴムを挟んで干す
・洗濯ばさみの跡がつくのが嫌でハンガーなどに掛けて干す
3つ目の干し方は、私もこの時に初めて聞きました。
干そうと思えば、本当に色々な方法があるんだな〜と改めて気がつきました。
靴下の干し方別のメリット、デメリット、正解に一番近いのは?
みんな欲しかたが異なったので、それぞれの干し方別の、実際に感じるメリットとデメリットを聞いてみました。
1、靴下のつま先を洗濯ばさみで挟んで干す
メリット
・早く乾く(と聞いた)から。
・確かに靴下履いときに先っぽが乾いていないってことはなくなった。
デメリット
・ゴムが伸びやすくなる(らしいね)あんまり感じないからわからない。
・つま先に洗濯ばさみの跡がつくから、靴を脱ぐときに気になるときもある。
2、履き口のゴムを挟んで干す
メリット
・ゴムを劣化させない。
・干す場所がない時に、両足セットで干せる
デメリット
・つま先が乾くのに時間がかかる
・見えるところに洗濯ばさみの跡がつく
3、ハンガーなどに掛けて干す
メリット
・洗濯ばさみの跡がぜったいにつかない
デメリット
・重なっているので乾くのは遅い
現実に主婦が毎日感じている感想は、こんな感じでした。
靴下の干し方は、正解よりも目的別・優先順位で決める!
実際に靴下を作っている靴下メーカーからの情報では、
「履き口のゴムは濡れると劣化するので、早く乾くように履き口を上にして干すのが正解」
となっています。
ここでの正解は、「履き口のゴムの劣化をなるべく遅くするための干し方」の正解です。
実際には、どの干し方にも、メリットとデメリットがあります。
靴下の干し方に、完璧な正解はないと私は思うのです。
それぞれの干し方、自分にあっている方法を選べばいいのです。
3、についてはソックスハンガーという靴下に特化した面白い商品もありました。
ちなみに私自身は、現在つま先を挟む干し方をしています。
なぜなら、ゴムが痛むよりも先に靴下本体にに穴が空くからです!(主に足裏)
これは、歩き方の影響が大きいと思います。
さらに、子どもは、お気に入りの3足のみを日々履き回すので、3ヶ月くらいで穴が空いてきます。
そして、他にも靴下はあるのに、お気に入りしか履きません。
ローテーションで靴下を履くので、洗濯をしたら早く乾いてくれないと本気で困るのです。
また私自身は、履き口にゴムのないゆったりソックスを愛用するのでゴムの伸びは気にならないので、より早く乾かすことを優先しています。
でも、ゴム側を止めることもあります。
それは、洗濯物が多すぎるとき。
干す場所がないので両足セットで1つの洗濯ばさみで止め、このときは、靴下の中に空気を入れて膨らませてから干すようにしています。
結局、濡れている時間が長ければ生地の劣化は速くなるから干し方よりもさっさと干す。
そこには、生乾きの匂いが気になるからさっさと乾いて~という理由もあります。
紫外線に当てると痛むから、と裏返して干したり。
でも消毒の意味も兼ねて、太陽には当てたい。
と日向に干したり。
私が自分で干す場合は、長持ちさせること、よりもたくさん使って、その都度清潔で気持ちよく!
が優先になっています。
作ってくださっている靴下メーカーが推奨する干し方からは、だいぶ離れていますが、困ったことは一度もありません。
靴下の干し方、の正解は・・・まとめ
ないです(笑)
というより、全部正解だと言えると思います。
靴下の干し方の誰にでも共通する『完璧な正解』はないです。
そのときその時、それぞれの状況に応じて使い分けられれば、それは全部正解です。
・ゴムが伸びる前に靴下そのものがダメになるなら、つま先どめで早く乾くし、それでOK。
・ゴム側の洗濯ばさみの跡が気になるなら、つま先どめにしてもいいし、ソックスハンガーでもOK。
・つま先干しの、ゴムが劣化が一番気になる方なら、ゴム側を止めればOK。
ところで、私の母親は、履き口を止める干し方なので、私も最初は履き口をとめて干していました。
”いつから、どうしてつま先になったんだろう??”
と考えてみましたが、全く覚えていません(笑)
方法について、『正解』『不正解』と思わなければ、簡単に自分の方法は変えられます。
これは、家事全般について言えますが、『正解』『不正解』を基準に考えていると、私の友人も言っていた「旦那さんに頼んだら干し方が気になってしまった」とき、
・手伝ってもらうことを優先するか。
・自分の方法を優先して自分でやるか。
このどちらかの究極の選択になってしまいますよね。
家事は、やる人が、楽しく気持ちよくできることが一番大切だと私は思っています。
私が、洗濯物を干すのを手伝っていて、履き口をとめて干したときに、後ろから「正解!」と言われた時の変な違和感の正体。
普段の自分とは違う行動を、正解と言われたから、なんだか変だと感じたのだと後で気が付きました。
じゃあ普段の私は不正解なのか?って感じちゃったんですね。
靴下の干し方にこだわりを持っていてもOK、やり方が自分と違っていてもOK。
そしてお手伝いしてくれた家族には、ぜひ笑顔で「ありがとう」を言ってあげてくださいね。
ここまで読んでくださったあなたに、おまけの話をもう1つ。
昔、洗濯した後に外に干した黒い靴下の中に、蜂が入り込んでいたことがありました。
私は、何も知らず、もちろん蜂がいることにも気がつかず、干してあった黒い靴下を履きました。
その瞬間、足を蜂に刺されました。
この時から、黒い靴下だけは常に裏返して干して、ひっくり返すときもバサバサ振っています(笑)
ごく稀な出来事だとは思いますが、黒い靴下を外に干す場合は、ご注意を。