『よし部屋を綺麗にするぞ!』と決めて、一度は物を減らして部屋はスッキリした。
ところが、スッキリしたはずの部屋がいつの間にか元に戻っている!
そんな経験があなたにもありますよね?
私も着ない服を捨てる→いつの間にか増えている→またすてる→減らしたところに服がある…を長く繰り返していました。
あなたは、断捨離の後どんな部屋でどんな暮らしをしたいですか?
スッキリした部屋で美味しい食事を食べる、大切な人とまったりのんびりした時間を過ごし、優雅にティータイムしながら読書をするのも良いですよね!
この記事では、私が断捨離に成功した方法をお伝えします。きっと今までとは違う目線で捨てるもの残すものを選べるようになりますよ。
目次
断捨離したはずなのにモノが増えている
服を捨てる→靴が増える→靴を捨てる→服が増える。
私はこのループをぐるぐる回っていました。
そしてある時、気が付きました。
私、見えている場所に置いているものを減らしているだけだ。
その時、私の部屋は、見た目はスッキリ片付いています。
でも本当は、収納スペースにきっちりとモノをしまい込んで、入らなかった一部のモノを捨てていただけでした。
目に見えていないと忘れるので、収納スペースの奥にしまったことを忘れた物を新しく購入し、入れるところがなくて、また片付ける。
私は、捨てる→増やす、の無限ループに入って、断捨離するたびに物を増やすようになっていました。
断捨離したよ、あれ?断捨離してどうするんだっけ?
断捨離するたびに、物が見つけられなくて増やしていることに気が付いたので、次は収納スペースも見やすくスッキリするように、収納内のモノを捨てるようにしました。
ところが今度は、物と物の隙間、空いた空間に入るモノをまた買ってしまうようになりました。
私は、空けた空間に物を詰めている・・・?
ここでようやく重大なことに気がつきました。
あら?私は、何のために断捨離しようとしていたんだっけ?
部屋を綺麗にするため?
それだと普通にお掃除だよなー、じゃあ何で断捨離しようとしていたんだっけ?
わからない・・・
断捨離の失敗を繰り返していた時の私には、断捨離後にこうなりたい、という明確な目的がありませんでした。
あなたが断捨離する目的は何ですか?
お部屋を綺麗にするだけなら、普通に大掃除です。
私が断捨離の失敗を繰り返して学んだことそれは、断捨離をする前に『断捨離してどうなりたいのか?』を明確にしておくことです。
断捨離の先が曖昧だと9割はリバウンドします。
断捨離が途中で進まなくなって止まったり、いらないと思って捨てたものをもう一度買うことになったり、反動でどか買いしてしまうということが起こります。
断捨離しようと思った時の目的によって、捨てるのは変わります。
生活のステップアップのために今あるものを手放すのか、過去にとらわれずに全く新しい自分に変わるために今あるものを手放すのか。
ステップアップのための断捨離なら昔のものでも
”これがあるからここまで頑張れた”という思い出の品は、無理に捨てなくてもいいですよね。
過去の自分とは変わるぞ!こんな気持ちで断捨離を決めた時には、昔のもの思い出の品はごっそり捨てた方がいいですよね。
私の場合は明確な目的がなく実際はただの掃除になっていました。
でも、断捨離を真似て捨てようとしたから、その後にリバウンドしていたのです。
まずは明確な目的を持って、1箇所づつ捨てるようにしてみました。
そして初めて断捨離に成功しました。
断捨離成功のためには、自分のくせも知ってみる
ある時、私は自分にちょっとめんどくさい習慣があることに気がつきました。
実家に残っていたものを捨てていた時のことです。
実家には何でもかんでも残っていて、小学校の教科書から、高校のテストまで、他にもありとあらゆるものが出てきます。
さらに、埃をかぶった段ボールを開けた時、ものすごく昔の少女漫画の雑誌の付録が、当時の袋に入った未開封のまま綺麗に箱詰めされていてビックリしました。
箱を開けるまでは完全に忘れていました。
この埃をかぶった段ボール開けて、私が気づいたことは、新しいものは取っておいて古いものから使う習慣がある自分でした。
新しいものはもったいなくて使えないという変な感覚を持っていました。
そこに気が付いた時に”縁あって手に入ったものはすぐに使う私になりたい”と思いました。
その直後の断捨離では”新しいものを楽しんで使える自分になる”と決めて、新しいものや未使用品を手放すところから始めました。
未開封の雑誌の付録はいちばん最初に燃えるゴミに捨てました。
新しいものや、未使用品は、バザーに出したりリサイクルショップに持ち込めたりするので、手放すことは意外と簡単でサクサク進みました。
もったいないと思ったものも”誰かの役に立つんだ”と思うと手放すのは簡単でした。
しまってあって、見えていなかった今までは忘れ去られていたものには今まで待っていてくれてありがとう。という感じで手放しました。
これをやって、私が変わったことは”新しいものを買ったらさっさと使う”ようになりました。
洋服やバックなど、買ってからずっと着ることなく飾ってあるなんてことが以前はありましたが、今は洋服は買った翌日に着る、翌日に着られなければ買わない。
余計なものを入手しなくなるという嬉しい変化が起きました。
目的を定めたら、ちゃんと断捨離に成功して効果も現れるようになりました。
そして効果はもうひとつありました。
一つ成功してことで、やっと自分の捨てられない基準が明確になったことです。
リバウンドしない、断捨離の基準は人それぞれでいい
何度か断捨離のリバウンドを繰り返して、ようやく私は自分が捨てられるものと捨てられないものの違いに気がつきました。
① 昔、大切に使っていて今も使える、けれど今は使っていないもの、は捨てられない。
② 毎日使っているものは、実はお気に入りじゃないから毎日使える、だから簡単に捨てられる。
③ お気に入りは、大事で使えなくて、しかも捨てられない。
今までのリバウンドの原因は、断捨離したつもりで②に該当するのもを捨てて、日々使うものを新しく買い足すことで起こっていたのだと気づきました。
本来、②を捨てたら③を使えば良い話なのですが、実家で自分の習慣に気がつくまで、何度もリバウンドを繰り返していました。
そして③のものを日常で使えるようになったら、①に手をつけて行けば良いと思いました。
もちろん断捨離の目的は、明確にします。
まずは、②を捨てて、③を使う。
目的が明確になって、③を使う事が出来るようになったら③の中にあった使わないものも捨てられるようになりました。
③のものを捨てられるようになると、モノを買わなくなります。
お気に入りのものは、できるだけ長く使いたいから大切にします。
お気に入りの代わりになるものはなかなか見つかることはないので、余計なものを買わなくなりました。
初めて”これが本当の断捨離効果なんだ〜”という実感がわきました。
究極の断捨離手段、引っ越し
どうしても物が捨てられない。
けど、断捨離には成功したい!
物を減らす一番簡単な方法は引っ越しです。
いまのお部屋ごと断捨離です。
引っ越しの荷物は、基本的に使っていないものから順番に箱に入れてゆきますよね。
つまり、最初の箱に入れたものは”使わないもの”となります。
そして、最後まで荷造りしないで残っていた物が”本当に今の生活には必要なもの”になります。
ここで、最初の箱詰め品をそのまま処分します。
箱に「不要品」と書いておけばOKです。
不用品は分別しなくても引越しの時に業者さんが引き取ってくれます。(有料だけど)
私は2年間の賃貸契約の更新が来るたびに引っ越しをしていましたが、それなりに2年分のモノは溜まっていました。
それは、自分のなりたい未来が明確に定まっていなかったがゆえに、その時の流行であれもこれもと買っていたことの表れでした。
引越しをおすすめする理由はもう一つあります。
断捨離最大の壁は、ゴミの分別!!
私が東京から地元に引っ越すときに、自分のものは、机から布団からものすごくたくさん捨ててきました。
例えば靴。
車社会の田舎にゆくとヒールのある靴を履く機会はほとんどないので
必要最低限を残して捨ててきました。
ところが、実家にはそれ以上にたくさんの靴が眠っていました!
”私はコレを捨てるために戻ってきたのかもしれない”と思ったくらいに積み上がっていました。
その時の感情は
どんどこ捨てたい!
なのに捨てられない!
東京にいた時は、ゴミ置場に24時間ゴミ出しOKだったので捨てるのが簡単だったなあ・・・
今更ながらに、管理人のおじさんありがとうー!!と思いました。
東京にいた時はそこまで細かくなかった分別が、いまの場所ではものすごく厳しくて、東京だったら燃えるゴミだった靴が、燃えないゴミだったり、分別基準がよくわからないものも多いです。
また、1世帯でゴミを出すことができる量が決まっているので、一度にたくさん捨てることはできません。
行政が回収できなものも存在していてそれは廃棄物処理業者に各自で依頼することになっています。
捨て方がわからないから置かれているものもたくさんあります。
それでもなんとか、捨てる方法はあるわけです。
変わろうと思った時に、さっと捨てることができる、処理してくれる、引き取ってくれる環境があることには本当に感謝です。
そう思って断捨離するとまたやりやくなったりするので本当に不思議です。
そうそう、断捨離をすると、買う時に捨て方を考えるようになります!
買い物に行った時、捨て方のわからないものは、視界から外れるようになりました。
断捨離したら理想の生活はすぐそこに
断捨離の目的は新陳代謝、イメージ的には便秘解消のような感じだと思っています。
身軽になったら何も手元に残らないわけじゃなくて、出て行ったら代わりに何かが自然と手元に入ってくるようになっています。
美味しそうなデザートも、お腹がいっぱいだったら食べられませんよね。
入ってくるスペースを作っておかないと、本当に良いものもあれあれ?と思った時にはスルーしていってしまうかもしれません。
今回の断捨離でわたしに届いたものは、新しい出会いと思考です。
もっとハイレベルでものを手放すことができている方々と実際に出会い、手放す考えについて、いろいろなことを学んでいます。
出かける場所もやりたいことも増えて、日々が充実しています。
次は、もの以外のところ、生き方の部分でも断捨離を実行しようと思っています。
その時には、捨てがたいと思っていた①のものもあっさり手放していると思います。
私がこの後やることは、捨て方不明で置いてあるものを信頼できる処理業者に持ってゆくことです。
(おすすめ業者まで片道1時間半なのが億劫で行ってない)
この記事を書いたからには行きますよ!
断捨離だから、と一気にやるか、少しづつ進めるか。
それはあなた自身の目的に合わせて決めればいいことです。
この記事を読んでくださったあなたは、断捨離しようと心のどこかで思っているからこの記事にたどり着いています。
断捨離しようと思ったきっかけ、理由をゆっくり考えて、明確にしてみてください。
あなたが”こうなりたい”と思う未来が明確になったら、その結果に向かって断捨離を実行してみてください。
水が流れるように、良い流れがあなたに流れてくることをきっと感じられるはずです。