我が家の家族はみんな料理が好きではありません。
そして、外食も好きではありません。
だから、凝った料理を作ることも、食べることもほとんどありません。
私の子供の頃は、両親ともにフルタイムで働いていたこともあり、肉類や揚げ物などは出来上がりのお惣菜がほとんどでした。
一方で、自宅で食べる分のお米や野菜は作っている趣味農家なので、新鮮なお野菜が食卓に上るのは当たり前の環境です。
収穫したてのお野菜は料理をしなくても、ほとんどが洗ってそのまま食べられます。
隣のトトロに憧れて、キュウリやトマトを川で冷やして食べる、を実践できる田舎です。
そもそも、新鮮野菜が入手可能な贅沢な環境(父さんありがとうです!)で、素材そのものを味わおう!な家庭です。
料理って煮る、茹でる、焼く(炒める)、これだけだと普通に思っていました。
大学に行って一人暮らしを始めて、料理好きの友人にご馳走になった時
「細かすぎ・・・ていうか、なんだこの調味料の量・・・」
と思った私。
この時点で既に料理=めんどくさいもの、と認識していたみたいです。
でも、今はなんとか料理もこなし、そこそこ料理の時間を楽しんでいます。
お料理嫌いの克服法!もっと楽にお料理を作りたい!そもそも料理なんてめんどくさい!
そんなあなたの料理嫌い克服の糸口が見つかりますように。
目次
料理が嫌いなのは仕方ない!だって嫌イヤやっていて全く楽しくないのだから
私の母親は定年退職後、月に一度、料理教室に通っています。
でも料理教室の通って作ってきたものを、自宅で作ったことは今まで一度もない(父曰く)
料理教室の日の夕方に必ず展開される会話は、
「みんな料理上手だね〜凝ってるね〜」
『お料理教室行ってどうするの?一度も家で作ったことないよね』
「めんどっちいから、やりたくないね。私も料理嫌いだね〜あはは」
「・・・(何しに行ってるんだろう?井戸端会議のためか・・・)」
毎月のお決まりで、最後は必ず母の「私も、料理嫌いだね〜」で終わります。
ちなみに母は、裁縫が大好きで、着物を解体してワンピースを作ったりしています。
大好きな針仕事はいくらでもできる、でも料理は嫌いだから全然続かない。
料理教室も、友人に誘われて行っているので、自発的ではありません。
料理教室に行っているのに、料理以外のことに楽しみを見出しているって、なんだか面白いなあと思いました。
嫌いなものは仕方がないです。
嫌いなものを好きになろうと無理をする必要なないな、と思いました。
嫌いなことをやるときも、別の楽しみを見いだせればなんとかなる、母はそうやって料理をしているようでした。
作っていて気づいた、自分が嫌いなのは料理そのものではなかったこと
私も、料理は好きではありません。
でも、「嫌いか?」と聞かれると大嫌い、というわけでもありません。
好き好んでやりたいか?と聞かれると「やりたくない」という感じです。
母と私の決定的な違いに気がついたのは、本当に最近です。
実は私は作っている間は楽しいと思っています。
料理は嫌いと思っていますが、作ること自体は好きなのです。
じゃあ私が嫌いなのは何か?と考えたら以外にも答えは一瞬で出てきました。
私が嫌いなのは、料理を始めるまでの全て。
ゼロから何を作るか決めること、買い物に行くこと、食材を選ぶこと、調味料を用意すること・・・
料理を始めるまでの準備段階で、考えるのこと、作り始めるまでの過程をめんどくさいと思っているのです。
そこを除いてしまえば、家にある材料で作れる思いついたものをささっと作ること。
野菜を切ることも、鍋やフライパンを使うことも結構好きです。
家に、全ての材料があれば、嬉々として作る。
でも、食材や調味料が足りなくて買い出しに行かねばならないとなると、途端にやらない。
それが私でした。
料理教室で、全ての材料が揃っていても、作る過程がめんどくさいと思っている母は、買い物は大好きな人です。
「いいお肉があった、さんまが安かった!面白い食材があった」と、買ってきたことを忘れるくらいに色々な食材を買ってきます。
料理が嫌い、料理の過程のどこが嫌いなのかを探ってみると克服法もわかる
私も母も、二人とも料理は嫌いです。
でも嫌いなポイントは全然違いました。
私は、ものさえ揃っていればサクサクと作ります。
母は、買い物にゆき、選んでくるのが大好きです。
料理嫌いの二人がどうなったか。
答えは簡単で、買い物が母、作るのは私。
とはいえ、私もいつでも家にいるわけではないので、休日の食事当番という感じです。
それが定着してきたので、最近の会話は、買ってきたものの連絡と作って欲しいもの、になっています。
「餃子の皮買ってきたよ、焼いて」
「ひき肉買ってきた、カレー?」
という感じです。
幸い私は、運よく母と分担になって、とっても楽になりました。
実家に戻る前は、休みの日は、朝昼晩、食事を作ると片付ける、洗濯と買い物で一日が終わる。(息子は外食を嫌がって家で食事をしたがるので)
そうして、料理嫌いにどんどん拍車がかかっていました。
料理は、すべて一人でやると、本当に時間がかかります。
好きな人にはたまらない時間と思いますが、嫌いな人には苦痛以外の何物でもないと思います。
料理嫌いを克服するヒントは、自分が嫌いな作業の時間を減らすことです。
料理嫌いを克服したい、克服したい理由を活用しよう
一人暮らしだったら、料理嫌いでも別に大丈夫と思います。
料理が嫌いで困るようになるのは、やっぱり家族ができたとき、ですよね。
流石に、全部外食とか加工品では、健康がとても気になります。
家族のために料理嫌いを克服しようと思うなら、家族を頼るのがいちばんの近道です。
一人で克服するより、家族にも一緒に料理に興味を持って、みんなで楽しむようしてみましょう。
・買い物が嫌いなら、家族にお願いする、一緒に出かける。
・包丁が苦手なら、便利道具をいろいろ使ってみる。
・洗い物が苦手なら、洗い物を減らす。手伝いを頼む。食洗機を導入する。
意外と、男性の方が料理が上手ってこともあります。
そしたら、お任せしてしまい、片付けをあなたが担当するのもありです。
昔パートナーと一緒に住んでいたときは、私は片付け、洗い物専門でした。
相手は、片付けが苦手な人だったので、とてもいいコンビでした(笑)
料理の作業は分割できる、料理嫌いを克服するためにうまく分割しよう
苦手なこと、嫌いなことは、一人でなんとかしなくてもOKです。
料理、というと、材料を揃えて、実際に作って、後片付けもして、一連の流れを全部完璧にこなすこと、と思っていませんか?
そう思うと途端に嫌になってしまします。
料理の中に含まれる作業を分割して、苦手なことのお手伝いをお願いしましょう。
家族と徹底的に話し合ういい機会になるかもしれません。
そして、食材は見えるところに置く。
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これってとっても重要です。
見えないと忘れます、料理嫌いな人は特に、あることを完全に忘れます。
うちの家族は、食材への興味が薄いのでみんなで忘れます・・・
掃除をすると、遥か昔に賞味期限の切れたものが普通に出てきたり、要冷蔵品が何故かキッチンの片隅に置いてあったりします。
そこを、全員で見るようにしたら
「今日は、白菜あるから鍋にしよう」
「豆腐の賞味期限が切れそうだ、湯豆腐にしてしまうか?」
「ねーねー、コレ食べたい」(←子供は見つけると手にとって持ってくる)
という感じに、変わりました。
料理嫌いのあなたには、食材管理を家族みんなで行うことだけでもかなり環境が変わります。
家族が料理に興味を持ってくれると、苦手なことは頼めるし、忘れたことも誰かは覚えてい
てくれます。(特に子供)
一人で全部やろうとせずに、分割して家族の時間にする方向に進めてみましょう。
料理の中に、あなたの好きな作業が見つけられるかもしれませんよ。