目次
ビタミンCの大量摂取にチャレンジ
『ビタミンCは取った方が良い』
前からビタミンCは取った方が良いとは聞いていたけれど、それだけではなかなか行動に移さなかった私。
最近ちょっと体調の不和を感じてきたので、これはきちんと調子を整えたほうがいい、と改めて思い直し、気になっていたビタミンCのサプリを注文しました。
ビタミンCサプリの飲み方については
初回飲むときは
1000㎎のサプリを 1回3錠(3000㎎)を一日3回飲む
下痢をしたら減らす、しなければ増やす。
と、健康系のセミナーにて、どんなものかは超簡単に聞いていました。
その先生、おススメのビタミンCサプリを「iHerb(アイハーブ)」で注文しているのですが、海外サイトのため時間がかかりなかなか届かず。
待ちきれなくなって、ビタミンC(L-アスコルビン酸)の粉末を購入しました。
粒のサプリは(まだ届かない)、継続して毎日飲む用に使うことにしました。
まずは、自分の腸管耐容量(下痢を起こさずにビタミンCを有効活用できる上限限界値)を知ること。
どのくらい自分の体にビタミンCが足りていないのかを知るために、粉末を使って、ビタミンCフラッシュを試すことにしました。
高濃度でがん治療にも応用されているビタミンC、自分に合った量を見つけて超健康体を目指します。
ビタミンCフラッシュの方法
- 空腹時に 1g(1000mg)のビタミンCを 60mlの水に溶かしたもの(またはそのまま)を15分置きに飲む。
- 4回つづけて(1時間)飲んでもお腹がゴロゴロしてこなければ、今度は 2g または 3g に増やして続ける。
- 下痢あるいは水便になるまで飲み続ける。
- デトックスの目的もあるので体内の毒素を出し切る為にも完全に水便になるまで続ける事が重要。
※下痢を起こす直前までに摂取した量が腸管耐容量であり、現状の体に必要なビタミンCの量になります。
私もインターネットで方法を調べましたがこれが『正確な方法』というより、上記の方法+自己流で試されている方が多いと感じました。
私がセミナーで教えてもらったサプリの飲み方から考えると、そこまで時間の間隔を短くしなくてもいいかもしれないと思ったことと、15分間隔の時間はきっちり守れそうにないな〜っと感じて、間隔は分かりやすく1時間おき、と適当に決めました。
そして、自宅に 1gを計量できるスプーンがなく、2gが最小容量だったので 2gからスタートしました。
ビタミンCフラッシュ 実践
- 開始時間 10時 初回量 2g
- 1時間おきに 2gづつ 100㏄の水に溶かして飲んでみました。
11時
2回目を飲んだくらいから、すごいおならの回数。おなかもポコポコ鳴っていてたくさんガスは出るけど、トイレまではまだ遠い。。。
12時
お昼は食べずにそのまま継続
このころからなんとなくおなかがムズムズ。トイレに行ってみても下痢にはならず、代わりに大量の尿が出ます。
13時
12時と変化なし、なんだか出そうで出ない
その後はガスと闘いながら出そうで出ない感覚のまま
14時、15時、16時 毎時、2g、100㏄で飲み続け、17時まで飲みましたが、下痢にはならず。
夕食の時間になりこの日は終了。
夕食後もガスだけがものすごくたくさん出ていましたが、その後も下痢にはなりませんでした。
2g× 8回 計16g
今の私には、これではまだ足りなかったみたいです。
あるいは、ビタミンCフラッシュを行う時は、ビタミンCの摂取間隔を15分おきにしているからいいのかもしれません。
初のビタミンCフラッシュは失敗。
やっぱり適当にやっても結果は出ないものなのだ、と実感しました。
要再検証です。
追記
再検証:リベンジして成功した記事はコチラです。
ビタミンCの腸管耐容量とは何のこと?
ビタミンCの腸管耐容量は、下痢を起こさず摂取できる最大量のこと。
これを超えると下痢になるそうです。
(参考 ビタミンCの大量摂取が風邪を防ぎ、ガンに効く、より)
人によってその量は異なりますが、同じ人でも体調によって大きく変化します。
健康状態が悪化している人ほどその量は増えてゆきます。
・風邪をひいた時
・インフルエンザなどの感染症にかかった時
・アレルギー症状が出ている時
・ストレスを感じている時
・体が疲労している時
こういう状態の時は大量のビタミンCを体が必要としている状態です。
アメリカのドクターによれば
『ビタミンCは腸管耐容量の限界まで摂取すると効果的である。』
とのことです。
下痢の一歩手前までのビタミンCの摂取が最も体に効果を発揮するということですね。
平日はつらいかも ビタミンCはガスを発生させる
ビタミンCフラッシュを試してみて、本当にすごくたくさんおならが出て驚きました。
おなかのなかでポコポコ言っているのもとってもよくわかりました。
そこで、ふと思い出しました。
職場では、実験用に研究用のビタミンCを少量の水に溶かして液状にし、さらにそれを小分けにして凍結ストックしています。
これを作るとき、粉に少量の水を加えるとビーカーの中で、シュワワ~っ!と、ものすごく発砲していたんです。
ビタミンCはもともと少量の水分が加わると発砲する性質があります。
おなかの中の大量のガスにも納得です。
ビタミンCフラッシュをしていたわけではないのに、隣で段ポールを抱えてミカンを大量に食べていた子どもも、私と一緒になって、プ~っ、としていたのでやっぱりビタミンCには状態によってガスを発生させる効果もありそうです。
たくさん摂取するのは、平日の日中はちょっと気になってしまうかもしれません。
ビタミンCの大量摂取のデメリット
ビタミンCは水溶性であるため、過剰摂取分は尿と一緒に排出され副作用はほとんどないと言われています。
唯一の副作用が下痢、と言われているくらいなので、腸管耐容量を理解できていれば下痢は防げます。
一方で、取り方に注意しないと肝臓に負担がかかることも分かっています。
ビタミンCは一度肝臓で処理されます。
そのため 1回の摂取量が多いと肝臓に負担をかけてしまい疲れやすくなります。
肝臓への負担は、一回で過剰に摂取した場合に起こること。
一日に大量にビタミンCを摂取してしまったからと言って、体に害があるわけではないので大丈夫です。
ガスが気になるから、と夜に一気にたくさん、という摂取の仕方は肝臓に負担をかけてしまう可能性があります。
ではどやって飲んだらいいの?
ヒントはこちらの書籍にありました。
↓↓
ビタミンCを1000mg経口投与した後の血漿中ビタミンC濃度を測定したところ、
4時間後には投与する前と同レベルまで濃度が下がることがわかっています。
(参考 ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く)(著者 生田 哲)
大量摂取のデメリットを避けるためには
- ビタミンCの摂取間隔は4時間空けること
- 一回の摂取量には制限を設けること
が望ましいということです。
ビタミンC健康法、時には体の状態のチェックも行いましょう
先日、セミナーで一緒になった方から
『血液検査で肝機能が引っかかったんだけど、原因はビタミンCの取りすぎだったんだよ~、明日から一回量を減らすんだ』
と言うお話を聞かせていただきました。
ビタミンCフラッシュで分かるのは、自分の腸管耐容量だけです。
健康のためには、ビタミンCをたくさん摂取するには、定期的に病院で血液検査をして、肝機能の状態の確認もしたいですね。
さらに健康な体を目指すには、飲みっぱなしではなくきちんと状態チェックをして、自分にとっての最適量を見極めることも大切なことです。
ビタミンCはビタミンCで
ビタミンCのサプリは、あれこれ混ざっているものでなく、純粋にアスコルビン酸だけのものを選びたいです。
まとめて取れると便利、と思ってマルチサプリにしてしまいがちですが、それぞれの栄養素の必要な量は種類によってそれぞれ異なります。
サプリで体に不足しがちな栄養素を補給しようと思ったら、それぞれのビタミンが単体で構成されているものを選んでひとつづつ始めてゆくのが自分に合ったものを見つける一番の近道と思います。
先日のセミナーで講師の先生のおススメが『ビタミンDが良い』に変わっていました。
健康を追及するとどんどん新しい情報が入ってきて、どんどん更新されてゆきます。
ビタミンDは日光に当たると体内で生成されるため日に当たる場合は少なく、雨の日は多めに飲むと良いとのことでした。
ビタミンDは、天気や日当たりによって
ビタミンCは、感染症や疲労によって必要量が変わります。
ビタミンCに限らず、すべてのサプリにおいて『いつでも同じでOK』ではなく、その時の自分の体の状態、疲労具合に応じて、適宜量を調整するのが効果的な飲み方と言えそうです。
私は今回、ビタミンCフラッシュに失敗したので、まずは1回3錠(3000㎎)を一日3回食前に飲むことを続け、どんな変化が見られるかを見てゆきます。変化が見えてきたらまた記事にしたいと思います。
ビタミンCフラッシュも、今度は時間の間隔を変えて終日予定が空いている日にもう一回チャレンジしますよ。
不調ゼロ、超健康な体を目指しましょう。
※注:当記事はあくまで個人の体験をもとに執筆しています。この方法を実践する場合は自己責任で行ってください。疾患のある方は医療機関で実戦前にご相談をお願いいたします。
追記
ビタミンCフラッシュに、リベンジして成功した記事はコチラです。
私が使用したビタミンCの粉末はこちら