食べられるものがない?以外と危険な日本の食べ物

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食べられるものがない?

以前、友人と食事に行った時のことです。
 
『私は、生ものと魚は食べないの』と友人は言いました。
 
とっても印象的で、その後もずっと記憶に残っていました。

いつもの食事で食べる物、危険なものを避ける意識はある?

その時は”え?お魚?”
と思ったのですが、おそらく当時、彼女が言っていたのは大きな魚のこと。
当時、彼女は妊婦さんだったので、お腹の赤ちゃんへの影響を考慮しての言葉だったのだと思います。
 
でも、注意するのは妊婦さんだけ?魚だけでいいの?と思いませんか?
 
 
ふと私がその言葉を思い出したのは先日の飲み会。

何故か各々お酒を片手に花開いた話題は食の安全についてだったからです。

みんなでお酒を飲みながら、今の日本の食べ物の危険性について、魚、野菜、肉、安全な食を目指して実践している方からじっくりと教わりました。
その飲み会で得た情報を家族に共有したら以外にも、かなりの好反応!だったので。

自分の体、家族の体、もう少し先の未来を元気に生きるために今できること。
細かなことではなくかなり大雑把に解説します。
それ、もう知っているよでもなかなかね、って実践しにくいのは実は・・・かもしれません。
 

大きな魚ほど危険!大型の魚と一緒に食べちゃってるアレ

 
お魚

健康を意識してタンパク質を摂取しようと思った時に最初に頭に浮かぶのはやっぱりお肉、そしてお魚ですよね。
 
含まれる栄養素と脂の種類から、お肉よりは魚を多めに摂取した方が良いと言われます。
だからといって一気にたくさん食べればよい、というものではないのです。
  
まず気をつけたいのは、お魚が生きているときの大きさ。
マグロやカジキなどの大型の魚には多くの”メチル水銀”が含まれています。
 
そう、アレってメチル水銀のことです。

メチル水銀は、自然界にも普通に存在している重金属。
問題は、メチル水銀は人の体に入ると中枢神経に障害を起こす可能性が非常に高いからです。
郊外の水俣病の原因物質としても広く知られています。

通常、大人がたまに食べるくらいでなら大丈夫です。
でも妊婦さんが食べると、優先的にお腹の中の赤ちゃんに運ばれて、生まれる前の脳の発達に障害を起こす可能性が非常に高くなるとされています。

メチル水銀は体内から排出されないものではありません。
でも、排出に時間がかかるので、体内に溜め込まれやすい有害物質です。
排出に時間がかかる分、食べる間隔は長めに開けること。
本当に注意するならば、その間隔は何と”月に1回程度”
 
自宅でマグロのお刺身を食べる機会がある方は、そんなに大くはないと思うのでここはなんとかなりそうですね。
気をつけるべきはお寿司の時、うっかりマグロばかり食べることをしないように色々なものを楽しみましょう。
 
一方で要注意なのはツナ缶です。
 
ツナ缶もマグロから作られますから当然メチル水銀を含みます。
私の子どもも大好きなツナマヨですが、出来るだけ目に付かないようにしています。
目についたら食べたがるので相手が子供の場合は見せない事も大切です。
  

どのサイズの魚からメチル水銀の危険が下がるのでしょう

メチル水銀の含有量が比較的少ないとされる魚での目安は、お魚1g当たりのメチル水銀の含有量が0.1μg以下のものとされています。
具体的には、イワシ、サケ、アジ、サンマ、ヒラメ、エビやイカなど。

また、タイ、カツオくらいの大きさになると、お魚1gあたりの含有量が0.1μgをわずかに超えてきます。
それでもまだ少ないので、この大きさ辺りまでは大丈夫と言われています。
 
前後しますが、シラスやシシャモのように、より小さなお魚ももちろん大丈夫です。
 
これが、金目鯛、クロマグロくらいの大きさになると、突如として1gあたりの含有量が6倍になります。体の大きさが小さな魚と同じ量を食べたらいかに危険かがわかると思います。
 
出典:薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品部会(H21.5.18)配付資料「魚介類に含まれる水銀の調査結果」

ところで私の父親は、マグロのお刺身が大好物です。

昔はうっかりすると、週に4回とか食卓にのっていることもありました。(多分前日の食べ残しが2日連続でテーブルに載っていた)
お刺身が無いと文句を言うから、ほぼ毎日。
 
お刺身高いのに、すごいな・・・といつも思っていました。
私は見るのも飽きて、全く食べなくなりましたが。
 
最近、ようやくマグロがなくても文句を言わなくなったみたいです。
どうしたのかと思ったら、どうやら、健康に長生きしようという意識が芽生えてきたみたいです。
孫と一緒にサッカーやってヘロヘロになるのもまた楽しいようで。
 
食に気を使うには、好物のものも減らさなければならないことも出てきますが、要はバランスをとることです。
好きな種類に偏らず、色々な種類のものを感覚を開けて食べる。
好きなものが危険度の高い魚なら、感覚を開けてたまにならOKという感じで、危険性の低いものを選ぶようにすることが大切です。

お魚の次は、私が一番びっくりしたお野菜のお話です。
 

野菜も危険?日本産の野菜なら大丈夫でしょ、と思ったらは実は・・・

 
お野菜

日本のお野菜なら大丈夫、、、、と思っていた私。
酔っていたとは言え、普段の感覚を覆される話でとても驚きました。

「普通に売ってる野菜は農薬がすごいから、洗剤で洗うか、皮はかならず剥くかしないとやばいですよ」

え?そうなんですか??

「低農薬をうたっていても、実際は、超強力なものを1回だけ使用したりとか、土に混ざっていだりとか。そもそも品種改良を重ねているから、栄養価は昔の野菜よりずっと下がっているんですよ」
 
・・・そうだったのか。
 
確かに、日本で売られている野菜は見た目重視です。
ちょっと傷物、虫食いのものは売られていないですね。
 
虫食いがあった方が、実は農薬が少ないという事実。
虫食い無しの、葉物の野菜のは本当にすごい農薬使っているというのは、実際に経験してよくわかりました。

実体験できたのは自宅で作ったレタスを収穫したときです。
  
肥料は播いていますが、農薬の散布はゼロです。
  
収穫したときの何がすごかったか、手に取ったレタスにはナメクジさんがとにかくいっぱい・・・
 
もちろん青虫、毛虫、もいます。
が、レタスに一番多かったのは、ナメクジでした。

外側だけでなく、レタスの内側に入り込んでいるので、キッチンでは洗って流れたナメクジがシンクをお散歩中・・・なんて光景が日常茶飯事でした。
 
葉っぱももちろん虫食いだらけ。
でもそれは、小さな虫が食べても大丈夫な安全な食べ物の本当の姿なんですよね。
 
虫がダメな方にはちょっと厳しい現実かもしれません。
食の安全のためには、苦手なものにも耐える必要がありそうです。
  

皮ごと食べる食材は要注意。水で洗っても危険な薬物は付いたまま

 
林檎は皮に栄養があるから皮ごと食べるほうがいい。
昔はそう言われていました。

でも今は。
皮についた栄養と農薬を一緒に取るか、栄養も農薬も取らないか
の究極の二択になっています。

ぺったりとくっついた農薬やワックスは水で洗っただけでは落ちないので、専用の洗剤で洗う必要があるのだそうです。
洗剤で野菜を洗うのは、中国のお話だとばかり思っていました。
 
でも、確かに、りんごの表面のベタつきや、みかんの皮についている浮き上がる白い変なもの、見た目を綺麗に出荷するための努力の跡はしっかりと残っています。
 
くだものや野菜は、洗剤であらうか皮を向いて使う。
あるいは自分で作る。
 
それが安全な食事を作るためには必須になってきているのですね。

ちなみにミニトマトは自宅の鉢植えで栽培中です。
買ってきたミニトマトの皮をむくは結構大変、と私は思います。
 
木がきちんと育てばせっせと実をつけてくれるのでトマトの自家栽培はおススメできます!
野菜の自作にちょっとでも興味のある方は、ぜひお試しください。
 

気をつけないと超危険な食べ物はお肉、加工肉は便利さを取るか安全を取るか

 

最後はお肉のお話です。
実は私はお肉には、魚と違って危険性はあまり感じていませんでした。

お肉で気になるのはやっぱり長期保存を可能にする食品添加物。
 
お肉になる動物が何を食べて育ったか、が重要ですがそれは購入時にはほとんどわかりません。
購入時にできる対策は、あまりにも安いものは選ばないこと、加工されたものはまずヤバイというお話です。
 
仕事をしていると、どうしても便利さ優先になります。
もちろん私もそうです。
 
ハムとか、ウインナーとか、ソーセージとか、日持ちのするものを冷蔵庫にストックしておきたくなりますが、加工物は必ず添加物を使っています。
とにかくこれは絶対にやばい!という食品添加物リストもありますが、いちいち見てはいられないので安全な添加物が存在すると思わないことが一番だと感じました。

お肉は素材そのものを購入して自分で味付け調理。
安全性でこれに勝るものは私には思いつきません。
私は根本的にお肉調理のレパートリーが少ないので、煮る、焼く、蒸す、茹でるのどれかでが、それでもなんとかなります。
 
一番簡単なのが茹でる!ですね(笑)
味付けは、食卓でできるので、この手段に出ることは実は多いです。
塩胡椒派、と醤油派に別れても大丈夫です。
便利さでいうと、加工品と同じくらいに楽チンです。
 
ここで私が何をお伝えしたいかというと、肉については自力で選べる部分が非常に少ないということです。
野菜と違って、自分で畜産するのは流石に厳しいので。

安全をとってかつ、便利で楽チンな方法を探すというのもアリだと思いませんか??
自分のお肉料理はこれ!というのを持ってみるのも面白いかもしれません。
 
あれもダメ、これもダメになると、食べるものがなくなってしまいます。
このあたりまでとか、稀にならOKという緩さを自分で設定するのも大切ですね。
 

全部危険!でも食べられるものがなくなっちゃう!食べるものと食べないものを選ぶ

barannsu

とはいえ、あれもダメ、これもダメってなると食べるものが本当になくなってしまいます。

  • 大切なのは、コレは絶対に危険というものを外すこと。
  • それ以外のものは、バランスよく、偏らないようにローテーションすること。

修行ではないので、この二つを取り入れての食べることを楽しむことが大切。

私が思い出した友人の話に戻りますが、彼女はお腹の赤ちゃんのために、これは絶対にダメというものをなま物と魚と決めていたのですね。

そして、私の父親が、大好物がテーブルに出現しなくなっても文句を言わなくなったのは
「美味しいものが食べられればいい」だけではなく「健康のために食がある」という感覚を持つようになったから。
何より、健康で長生きしようと思うようになったことが大きいのだと、私は勝手に思っています。

賑やかすぎる孫との食事は、「食べた気がしない」そうですが、それでも食べる時の楽しさは大きいのかもしれません。
食事中は自分の手元じゃなくて食べている孫の姿しか見ていませんから(苦笑)
 
だって、昔はよく「生きて●歳までだなー」とか言っていた人の変化は見ている側には笑えます。
 
人生ってどこで楽しみが出現するかわかりません。
その時は突然ですが、その瞬間に健康な体を持っていたら目一杯に楽しむことができます。
実際に楽しみができると私の父のように自然に体に悪いものを避け、より体に優しいものを選ぶようになります。
 
 
農薬や重金属の危険性を知っていてもあんまり気をつけてないな〜という方もいらっしゃると思います。
 
そこで動くためには、まだ知らない未来、楽しいことがある未来を目一杯にイメージして、より体にいいものを選ぶようにしてみませんか?
そう思うと、健康のための安全な食選びは、不思議とワクワクするようになって行きます。
だって、時には失敗しても大丈夫、ですから。
 
体にいいことも、我慢だけではなくて、やっぱり楽しんでやってゆきたいですよね。

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